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2009/04/28
補正予算案「審議を徹底的に尽くしていきたい」野党3党幹事長会談で鳩山幹事長
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国会内で28日午後、民主党はじめ、社民、国民新の野党3党幹事長会談が開かれ、民主党からは鳩山由紀夫幹事長、平野博文幹事長代理が出席した。
会談後に平野幹事長代理がその内容について説明。「社民党、国民新党さんのご要請のもとに開かれた」としたうえで、会談で鳩山幹事長からは補正予算案に関する審議の方向について、「関連法案の中身についても徹底的に審議を通じてやっていく。審議を引き延ばす云々というよりも、審議を徹底的に尽くしていきたい」と表明したと、平野幹事長代理は語った。
法案の賛否については、「3党でできる限り一致して取り組みをしていきたいと思うのでご協力をお願いしたい」との意向が鳩山幹事長から示された。
また、両党からは「他党のこととはいえ、小沢代表の問題があって民主党が元気がない。国会闘争を含めても、何としても野党第一党として元気を出してやってもらいたい」との指摘があり、平野幹事長代理はこの点について「(会談の)一番の趣旨はそうした叱咤激励が大きかったように思う。民主が旗をふって解散にもっていくことが大事であるということであった」と述べた。
会談で社民党は政府提出の労働者派遣法改正案への対応について言及。その対案として、国民の期待に応え、労働者派遣の規制緩和の行き過ぎに歯止めをかけ、労働者保護の立場から労働者派遣に係る規制を強化し、派遣元と派遣先の責任をより明確化するものとするなど、一致した方向性を出すということで民主党と社民党の間で合意に至っている経緯について提議があり、民主党に対して改めて要請があった。
同時に、国家公務員制度改革関連法案について社民党から、まだまだ課題が多いとの認識に基づき、慎重な対応を求める要請が示された。
さらに、国民新党からは裁判員制度について、いろいろな問題があるとの認識に基づき、開始を延期する法案を超党派での提出したいとの意向が示された。
民主党からは「年金問題は非常に重要なので、補正予算審議を含めて、年金を中心にやっていきたい。ぜひ同様の認識をとっていただきたい」と求め、両党からは「同じ認識に立つ」との考えが示されたことを平野幹事長代理は明らかにした。
平野幹事長代理はさらに、「非常に大事な時期であるから、野党間の連携をもっと綿密にしてほしい」として、現場での連携、衆参、参議院のなかでの野党間の連携を求める要求があり、鳩山幹事長が応じたことを明らかにした。そのうえで平野幹事長代理は「いずれにしても、反転攻勢をしていかなければならないということで連休前に3党間の会議を開いて意思統一した」ことを明らかにした。
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