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2009/04/28
「総選挙で勝てる」小沢代表が見通しを強調 会見で




 小沢一郎代表は28日夕、党本部で定例記者会見し、代表続投について「政権交代できるかを基準に判断する」と指摘したことに関連し、「現時点においては、衆議院総選挙で国民の支持を得られると思っている。(民主党は)勝てると思っている。国民の信頼を必ず獲得できると現時点では思っている」と述べ、総選挙での勝利と政権交代の実現に自信を示した。

 名古屋市長選挙での河村たかし前衆議院議員の当選について「皆さんのお力添えとご本人の努力によって圧勝することができ、大変喜ばしい」と表明。結果がイコール衆院総選挙というわけではないので、各候補者が努力を続けていかなければならないと述べ、同市長選での勝利をバネに、総選挙への取り組みを強化すべきだとの考えを強調した。党独自の世論調査については「もっとも客観的に公正な結果が得られると思う時期に行う」とした。

 豚インフルエンザの世界的流行とわが国の防止策については「それこそ与野党の話ではない。みんなで防止策、対応を考えていけばよい」として、国として取り組む必要があるとの考えを示し、「(9月10日までの衆院議員の)任期中によほどの問題が起きない限り、総選挙は定めの通り行われるんだろうと思う」として、流行とは関係なく総選挙を実施すべきだとの見解を語った。

 また、議員の世襲禁止については、「日本の場合、同じ選挙区で子どもが出ることになると、弊害が出てくる。その意味で同一選挙区でそのまま子どもが出るということを禁止することも一つの案ではないか」と述べた。

 企業・団体献金の禁止については、「(西松献金問題で)企業献金をめぐって色々な問題や解釈の相違が出ると、国民全体にも間違った影響を与えることになるので、全面禁止する以外にない。結論は皆さん(政治改革推進本部)に任せるが、私は即時禁止で差し支えないと思う」などと述べ、直ちに全面禁止すべきだとの見解を表明。 西松建設問題に関連した国民の皆さんへの説明についても「先週からも国民の皆さんと話し合いをし、理解と支持を得られるように私なりに一生懸命やっている」と明かした。
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