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2009/05/15
補正予算審議入りで来週協議すると報告 簗瀬参院国対委員長




 簗瀬進参院国会対策委員長は15日午後、国会内で定例会見を行い、「国会は与党の尋常ならざる強行採決によって開かれていない」として、来週18日の午前中に予定されている自民党の鈴木国対委員長との会談で今後の日程を詰めていくことになると報告し、来週19日以降で協議していくと語った。

 参議院において19日に09年度補正予算案の審議入りするよう与党側が野党に対して申入れたとするNHKの報道に関連して、与党側は予算委員会の筆頭理事、国対委員長ともに直ちに開催するよう要請してきていることを簗瀬委員長は明らかにし、現状は18日の協議を受けて決定することになるとして、事実と異なると指摘した。

 記者団から党の代表選挙についての認識を問われると、現時点で立候補表明している2人について、ともに「大切なところで一致していることは嬉しい」と述べ、政権交代実現に向けて挙党一致態勢をつくるとする両者の主張を評価。また、説明の仕方にニュアンスの違いこそあれ、「国民の生活が第一。」とする基本理念のもと政策面においても小沢一郎代表の路線を継承していくとの方針で一致しているのではないかとの見方を示した。

 そのうえで、マスコミ各社が多用している「路線踏襲」とする表現については、「路線」と一言で言っても漠然としており、政策全般、総選挙に向けたマニフェスト、党運営など様々な面があると指摘、大雑把な報道は国民に誤解を与える恐れがあるとして、本筋と外れた独断的な報道のあり方に苦言を呈した。
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