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2009/05/18
岡田・地球温暖化対策本部長、デンマーク気候・エネルギー大臣と意見交換


 岡田克也・党地球温暖化対策本部長は18日、本年度末に行われる国連気候変動枠組み条約の締約国会議、COP15の開催国であるデンマークのヘデゴー気候・エネルギー大臣と地球温暖化問題について活発な意見交換を行った。岡崎トミ子『次の内閣』ネクスト環境大臣、福山哲郎同対策本部事務総長(政策調査会長代理)が同席した。

 岡田本部長は、ヘデゴー大臣を温かく迎え、再会を喜びあうと、即座に地球温暖化問題の課題について、丁々発止の議論を展開した。同大臣は、今回すでに日本経済団体連合会や日本のメディアとの懇談の場を持ったが、2020年までに1990年比で25%削減は、到達できないとの感触を受けたと危惧を示すとともに、来る総選挙で地球温暖化問題が選挙のテーマにどれほどなるのか等の質問を投げかけた。また、「日本(のような経済大国)に野心的な中期数値目標を出してほしい。EUやほかの国際社会へのプレッシャーにもなる。日本が低い数字であると、他の国々に逆の影響を及ぼすことになる」と述べた。

 これに対して岡田本部長は、「来る総選挙で地球温暖化問題を重要なテーマに位置づけることは、民主党の幹事長としての重要な仕事だと思っている」と、述べるとともに、「日本が野心的な中期目標を打ち出すべきであるとの大臣の指摘と同じことを、先般の予算委員会で麻生総理に迫った。日本がそのような積極的な姿勢に転じるよう、我々は、環境関連のNGOなどと協力して、取り組んでいく」と力強く語った。
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