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2009/05/21
岡田幹事長、3野党幹事長会談で共闘体制を確認 


 岡田克也幹事長は21日午後、国会内で社民党の重野幹事長、国民新党の亀井幹事長と就任後初となる3野党幹事長会談を行い、引き続きの共闘体制を確認した。会談には山岡賢次国会対策委員長、野田佳彦幹事長代理、安住淳国対委員長代理が同席した。

 会談後に岡田幹事長は記者団に対し、山岡国対委員長から国会対応について説明が示されたうえで、「十分な審議を行うが、いたずらに引き伸ばすことにはならないようにする」との方針を3野党間で確認したと報告。そのうえで、これまで築いてきた3党による国会、政策、選挙における協力体制を継続する方針を改めて確認したとした。

 具体的には郵政民営化見直しに関して、「従来の政党間の合意事項を前提に前に進めていく」考えを改めて示したと説明。そのほか、労働者派遣法、裁判員制度といった問題についても引続き協議を重ねていくことになるとして共闘姿勢を強調、「基本的には現場で調整する」としながらも、必要に応じて幹事長会談を開催し、円滑に3党間の連携を図れるようにしたいと語った。

 また、政府・与党が今国会会期の大幅延長を決めたことへの見解を問われると、「延長をして何をするのか。具体的に何を審議する必要があるのか説明すべき」だと指摘。会期延長にはコストもかかるとの認識を示し、「党利党略であってはいけない」と政府・与党の動きをけん制した。
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