菅直人代表代行は２１日午後の定例会見で、鳩山代表のもと始動した新執行部について、役割を分担し、総選挙に向けて一致結束していく考えを示した。
菅代表代行は「鳩山代表が中心になって役割をしっかりと分担していくことが重要だ。やはりその場合は幹事長が軸になる」と指摘。自身の役割については「総選挙をにらみながら、他の方がやっていないところ、あるいは手の薄いところに取り組むかたちで、この体制を、対応力のある、スピーディに対応できる執行部に持っていくように努力したい」と語った。
また、新型インフルエンザ対策本部長として昨日、談話を発出した（下記関連記事参照）ことを報告。感染の拡大防止と同様、通常の季節性インフルエンザと変わらない毒性であるならば、それに応じた対応が可能であるかについて、政府がしっかりと見極めをつけたうえで、国民にきちんと説明することが必要な時期だという見解を示した。
菅代表代行は、補正予算の審議が参院で始まり、政府与党内では会期の大幅延長が取り沙汰されていることにも言及。麻生内閣が補正予算でありったけの施策を投入したが、中身はワイズ・スペンディングでないと前置きしたうえ、「国民の立場から見て、やるべきことをやったら１日も早く解散して国民の信を問う、そういう意味からも補正予算が上がった段階での解散が適切ではないか」と述べた。
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