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2009/05/21
政権交代で絆、愛のある社会を 鳩山代表がさいたま市で




 鳩山由紀夫代表は21日夕、さいたま市長選挙が行われている大宮駅西口で、代表就任後初めての街頭演説を行い、集まった聴衆約2000人を前に、政権交代を成し遂げ、絆、愛のある社会をつくろうと訴えた。

 街頭演説会には、埼玉県連代表の枝野幸男衆院議員、高山智司衆院議員らが参加した。

 鳩山代表は、曾祖父の代から続く政治家だと切り出し、「しかし私は親類縁者がだれもいない選挙区から出馬した」とも述べ、そのうえで、国会議員の3親等以内の親族が同一選挙区から連続して立候補するのを制限する国会議員の世襲制限を民主党はまとめたことを報告。長期権力は必ず腐敗するとの認識も示し、さいたま市でも政権交代を果たすべきだと訴えた。

 さらに、友愛という言葉を大事にしてきたとして、「今の社会は強いものが勝てばいいとの発想で滅茶苦茶になってしまった」と述べ、その結果、地域に格差が生まれ、社会保障、教育にも及んでいるとして、「弱肉強食の政治が心を荒んだものにした」と分析、こうした政治を正すために、政権交代を果たさなければならないと訴えた。

 また、民主党の政策の1丁目1番地は地域主権であるとして、国が財源も権限も握り、「くれてやるよ」と言った上から目線の現在の政治のあり方を、国民、市民の目線のものに変えていくと宣言。「国民の目線に立った政治をつくろう」と力説した。

 鳩山代表は最後に、「国の大掃除をする」と力説すると、集った聴衆からは期待をこめた声援と拍手が沸き起こった。

 終了後には多くの市民の皆さんにもみくちゃにされながら握手を交わし、政権交代実現へ民主党への支持を訴えた。 
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