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2009/05/28
企業・団体献金全面禁止、世襲制限を了承 政治改革推進本部総会




 政治改革推進本部(本部長=岡田克也幹事長)の総会が、28日夕、党本部で開かれ、(1)3年後に企業・団体献金(パーティー券の購入を含む)の全面禁止、(2)国会議員の3親等以内の親族の同一選挙区からの連続立候補の禁止(党内ルールとして明記)、(3)政治資金団体の引き継ぎの制限――の方針を了承した。

 3年後に企業・団体献金(パーティー券の購入を含む)の全面禁止、政治資金団体の引き継ぎを制限、個人献金の促進のための全額税控除(一人年間1000円超5万円まで)については、政治資金規正法の改正案として、早ければ来週月曜日(6月1日)にも衆議院に提出する予定。

 冒頭、岡田本部長が、「会期末までに法案を提出したいので、総会を開き、皆さんの意見を賜りたい。内容については、代表も私も代表選挙で述べているので、そのまま了承を願いたい」と挨拶した。

 鳩山由紀夫代表も、「昨日の党首討論でも述べたので、後退するのは政治的にも難しい。今日まとめてほしい」と挨拶した。

 野田佳彦事務局長(幹事長代理)が、内容を説明。「新しい政治文化をつくる前向きな意思を」と理解を求めた。

 総会では、さまざまな質問がだされ、方針は了承された。

 最後に、岡田本部長が、議論への積極的参加に謝意を表したうえで、「衆院に法案を提出する。立候補制限は党規約で決める。この方針を総選挙の大きな武器にしたい」との決意を表明した。
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