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2009/05/30
政権交代はスタートでありゴールではない、新しい政治の始まりだ 岡田幹事長
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岡田克也幹事長は30日午前、神奈川県相模原市城山町で開かれた、神奈川県第16区総支部ごとう祐一総支部長主催の集会で、およそ300人の支持者らを前に講演し、政権交代はスタートでありゴールではない、新しい政治の始まりであると話し、直近に迫った総選挙では民主党政権樹立のため、皆さんも一緒に頑張ろうと訴えた。
はじめに、ごとう総支部長が挨拶に立ち、皆で支え合うには皆で暮らせなくてはならないとしたうえで、「日本中どの地域でも暮らしていける社会にしたい。それが政治の役目だ」と話し、そんな社会を実現するために必要な仕事として、特に農林業、介護・福祉の分野に力を入れていくとの考えを示した。
そして、弱肉強食で強いものがより強くなる市場原理でこの国を壊してしまった自民党ではなく、もう少しやわらかく包み込んで、皆で生きていける社会を民主党と一緒に創ろうと訴えた。
また、ごとう総支部長は、この津久井で生まれた尾崎咢堂の「投票の心得」から「有権者はあらゆる機会を捉えて各政党、候補者に向かい具体的な政策を明示するよう要求しなくてはならない。いやしくも公約を破った政党や議員に対しては次の選挙で絶対に投票してやらぬと覚悟すれば、政党も議員も完全に有権者によってリードせられるようになる」とする心得の一部を引用し、これが民主主義だと思うと力強く述べた。
次に、岡田克也幹事長が講演を行い、昨日成立した21年度補正予算について、14兆円の予算の中で、基金に4兆円もの配分がされているが、どのように使うか決めていないと話したうえで、「補正予算は景気浮揚のためにある臨時異例の予算だが、今度の補正予算は、通常の予算にならつけないものにも予算が付いた。そこには大きなムダがある」と官僚の言うがままに編成された補正予算を厳しく批判した。
そして岡田幹事長は、「全ては政権交代してからである。今度の補正予算も本予算も政権交代した上で再度変えることは可能だ。次の総選挙で政権交代をすることに全力を挙げる」と述べ、「政権交代は目的ではなく手段でしかない。スタートでありゴールではない。政権交代をすることにより、新しい政治が始まるということに意味がある」と語り、しがらみを断ち切っていくことが政権交代の最大の意味だ。是非、民主党を応援してほしい。一緒に政権交代を目指してがんばって行こうと訴えた。
それぞれの講演後、岡田幹事長とごとう総支部長によるパネルディスカッション、会場との質疑に移り、北朝鮮による核実験、高速道路無料化や解散の時期に関する質問や、女性の政治参加をより進めてほしいなどの意見が出され、「北朝鮮には冷静に且つ断固とした態度で臨むべきだ」「政府のような土日だけ1000円で一般車だけという中途半端なことはしない」「解散は総理の専権事項だが、夏にはあるだろうとの認識で準備していく」「民主党としても女性の議員を増やしていく考えだ」などと、短い時間ながらも丁寧に答えた。
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