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2009/05/31
鳩山代表、森岡・埼玉13区総支部長と春日部市で街頭演説




 鳩山由紀夫代表は31日午後、春日部市内で、森岡洋一郎・埼玉県第13区総支部長と街頭演説を行った。

 森岡総支部長は「官僚主導の政治を変える、それが政権交代の意味だ」として、あまりにおかしなお金の使い道を変えていこうと呼びかけた。具体例として、昨年のゲリラ豪雨による市内の損害、ドクターヘリの整備を挙げて、治水対策としてダム事業に多額のお金を使ったり、20年かけて道路を作ったりするやり方でよいか、時代が変われば使い道を変え、暮らしの役に立つ部分にお金をかけることを考える必要があるという見解を示した。

 自身のことを「この近くのニュータウンに生まれ育った団塊ジュニアの人間」と紹介したうえ、夢にあふれていたかつてと比べて今はどうかと問題を提起し、地域を回るなかで、雇用、子育て、年金など、皆さんの不安の声をうかがってきたと述べた。

 森岡総支部長は「政権交代で、今の古い政治や古い役所、古い金の使い道を、いったん変えさせてください。私は地盤も看板もかばんも何もないが、体を張る覚悟だけはある」と強調、「真面目にやれば報われる」という思いをこの国によみがえらせると訴えた。

 聴衆から「鳩山総理」という掛け声が飛ぶなかでマイクを握った鳩山代表は、今日のような土砂降りの日にもかかわらず集まってくださった皆さん方こそ、厳しい環境の中で新しい政治をつくらなければならない森岡総支部長と民主党にとっての「雨天の友」であると御礼の言葉を述べた。

 そのうえで「今こそ日本を、弱肉強食の世の中ではなく、一人ひとりが愛と信頼に満ちた世の中に変えていくために、皆さん方とともに働かせていただければ」と述べ、来るべき総選挙において政権交代を掴み取る覚悟で全身全霊で頑張ると誓った。

 人の幸せを自分の幸せと考えられるような社会を作ることを世界の中で実践してきたと、森岡総支部長の歩みを紹介し、彼とともに地域社会の中で頑張っている人たちに光を当てる政治を取り戻したいと表明。まず国民の皆さんの暮らしをしっかり保障し、豊かな気持ちで暮らせるようにすることが政治の原点であると語った。

 補正予算に見られるような官僚任せの政治の問題点も挙げたうえで、「一人ひとりが役割を持った居場所のある社会を皆さん一緒につくろう」と求め、民主党への支持を求めた。
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