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2009/06/02
「総力を挙げて勝利を」鳩山代表、都議選勝利への決意表明 会見で




 鳩山由紀夫代表は2日午後の定例会見で、東京都議会議員選挙の位置づけについて問われ、「大変重要な首都決戦だ。民主党としても総力を挙げて勝利を勝ち取りたい」と表明。石原都政下の新銀行東京や築地市場移転問題などの多くの論点を通じて都民の皆さんに民主党への支援を求めるとした。

 「第一党というよりも、過半数を取るくらいの勢いを示さなければいかんと思っている」として、「(まだ候補者数は達していないが)目標は過半数をとる。最低でも第一党になる。政権交代をまず東京から産声をあげる、そのような思いで全力をあげて戦っていきたい」と語った。

 冒頭、エールフランスのエアバス機の行方不明事故について「32カ国の方々が乗っていると伺っている。一刻も早く無事に救出されることを、心から祈念したい」と語った。

 また、5日に韓国を訪問し、李明博大統領、金国会議長らと会談すると表明。「日韓関係が非常に重要であることは論を待たない。最も近い隣国であるだけに、最も親しい間柄でなければならない」と指摘したうえ、残念ながら現在の自民党政権のもとでは、必ずしも良好な関係が作り上げられているとはいえないという認識を示した。

 会談で一番に意見交換したいテーマとしては「北朝鮮に対して非核化を迫っていくための日韓の協力」であると表明、拉致、ミサイル問題も含めて北朝鮮の非核化の問題について議論し、それ以外のテーマに関しては、時間の関係で優先順位を考えながらとしたいと述べた。

 鳩山代表はまた、会期延長についての見解を求められ、「二転三転、七転八倒の典型的な例だ。解散権を残しておきたい総理と、選挙をできるだけ先延ばしにしたい与党の戦いの間で、中途半端な結果になった」として、延長国会では、都議選の前にも十分できるという思いで解散総選挙を求めたいと語った。
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