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2009/06/03
鳩山代表、千葉・稲毛駅前で街頭演説「皆さま方が世の中を変える主役」


 鳩山由紀夫代表は3日夕、千葉市のJR稲毛駅前で開かれた街頭演説会で、市民の皆さんがふるさとの未来を決める主役だと訴え、生活者起点の民主党の政策への理解を求めた。

 鳩山代表は、日本社会の天下りの構造が国をむしばんでいることを非常に懸念していると表明。「だからこそ、大きな政権交代を何としても実現させなければならない。官僚の皆さんがただ悪いと申し上げているつもりはない。官僚任せにし過ぎてしまっている政治の頼りなさが、最も大きな問題だ」と述べた。

 そのうえで「政治が市民の皆さんとしっかりタッグを組んで、皆さま方の思いがそのままつながる国政にしたい」と、「国民の生活が第一。」の生活者起点の政治を実現したいという考えを示した。

 また、民主党の一丁目一番地は地域のことは地域に任せることができる政治に変えることだと指摘。地方分権という言葉には「分けてあげる」という上から目線が感じられるが、民主党は、地域の皆さんがやりたいと思うことを首長や議会が決めれば、権限と財源を持って実現できるような運営に変えることを目指すとした。

 鳩山代表は「皆さま方が世の中を変える主役だ。いくら政治家が大きなことを言っても、政治家が何も決めるものではない。すべて市民の皆さんが、このふるさとの未来を、日本の未来を決める主役だ」として、国政への参画、民主党への支援を訴えた。

 街頭演説会には、党所属国会議員や総支部長をはじめ、多くの関係者が参加した。田嶋要衆議院議員(千葉1区)は、ご参集への御礼を述べ、一人でも多くの方に、鳩山代表と仲間のリレー演説を聞いていただきたいとして、司会を務めた。

 黒田ゆう千葉2区総支部長は、一人ひとりの力を結集させ、根本的に政治の流れを変えようと呼びかけた。おくの総一郎千葉9区総支部長は、借金を減らしてムダ遣いを止めて、暮らしに役立つように税金を使う道筋をつけないといけないと指摘した。

 加賀谷健参議院議員は、稲毛区選出の県議会議員5期の経歴に触れ、安心して民主党を選んでいただきたいとして、若い力による政権交代の実現を訴えた。岡島一正千葉3区総支部長は「今変えなければ、間に合わない」として、日本の財政改革の必要性を主張した。
 

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