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2009/06/06
「福山から日本を変える」 鳩山代表、広島7区・和田議員とともに決意表明




 鳩山由紀夫代表は6日夜、広島、呉両市に引続き福山市を訪れ、「鳩山代表と語る会」と題する和田たかし衆院議員(広島県第7区総支部長)主催の集会で講演。収容数400名の会場には民主党と政権交代への期待をもって想像をはるかに上回る約1100名が参集。途中、鳩山代表の呼びかけのもと「民族大移動」と称して、聴衆の大移動が行われ、スペースをつくる一幕もあった。

 最初に挨拶に立った和田議員は、先月16日に行われた代表選挙で鳩山代表がニューリーダーに選出されたと改めて報告。「友愛」の精神を掲げる鳩山代表が党を引っ張ることになったと述べ、開かれた民主党として国民の皆さんの意見を聞いたうえで必要な政策を立案していく姿を示していきたいと決意を語った。

 和田議員は、会場からあふれる聴衆を前に、「福山から日本を変える」との期待に応える決意を表明。「皆さんの力なくして日本は変わらない。日本を変えるエネルギーを託してほしい」と呼びかけると、会場からは賛同の意を示す盛大な拍手が沸き起こった。
 
 続いて登壇した鳩山代表ははじめに、和田議員について、義父を通じての縁を語るとともに、財務省官僚の経歴を持ちながら、国民のための政策づくりを目指し政治家となったと人物だと紹介。官僚主導から国民主導の政治実現に向けて必要な人物だと評した。

 そのうえで、現在の自公政権には「どういう日本をつくりたいのか」「何をやりたいのか」が全く見えないと指弾。民主党へ政権交代によって地方主権、国民主導の政治を実現すると誓い、弱い立場の者に光を当てる「友愛」の政治によって国民の皆さんの将来への不安を一掃させる政治を実現すると力強く語った。

 講演後の質疑応答では、参加者から早期の政権交代に期待する意見が相次ぎ、最後は、鳩山代表が政権交代により税金のムダ遣いを根絶して官僚主導から国民主導、生活者起点の政治へ、中央政権から地域主権の政治に転換していく自公政権との違いを改めて強調し、終了した。
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