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2009/06/07
北九州から大きな政治の流れをつくろう 鳩山代表、城井・福岡10区総支部長らと呼びかけ
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鳩山由紀夫代表は7日午後、福岡県北九州市の小倉駅付近で開かれた街頭演説会に城井たかし・福岡10区総支部長らとともに参加。駅前周辺には鳩山代表を一目見ようと1000人を超える人が集まり、周辺は政権交代を期待する聴衆の熱気に包まれた。
城井総支部長は、「郵政選挙から3年9カ月、皆さんの暮らしはどうなったか」と問いかけ、郵便局のサービスをはじめ医療・介護、雇用など、さまざまな分野で国民生活が脅かされていると指摘。郵政選挙で落選して以降、日々の政治活動を通じて地域の皆さんの声を聞いているとして、「自公政権は、国民の皆さんが日々の暮らしのなかで何を心配し、不安に思っているのか、心を寄せることができない。生活の感覚が働いていないからだ」と断じた。
民主党は、政権交代を果たし国民のための政治をつくるという思いで一致団結し、全員野球で戦うと宣言。税金のムダ遣いを根絶し、その財源で子育て支援、年金・医療改革など国民の生活を守る政治をつくるため、全身全力で頑張ると決意を表明した。
鳩山代表は、その姿を見えるやいなや沸き起こった聴衆からの割れんばかりの拍手のなか手を振りながら登場。街宣車に立つと一層大きくなった拍手に感謝の意を示しすととともに、麻生政権への不満、新しい政治を望む国民の皆さんの気持ちの表れではないかとの見方を示した。
そのうえで、鳩山代表は、城井総支部長は地域の皆さんのお声を大事にしながら活動していると紹介。特に力を入れている教育問題に言及し、日本の将来をリードしていく若い世代を育てていくための政策づくりに必要な人物だと説いた。
また、「官僚の皆さんは優秀」だと前置きしたうえで、政治家と官僚の違いは国民の声を直接聞くチャンスがあるかどうかだと指摘。今年度の補正予算約14兆円のうち直接国民の皆さんの生活支援となる政策はわずか1割であることにも言及、民主党は、官僚の官僚による官僚のための政治から国民の皆さんと一緒に政策づくりを行う政治へ転換するとした。
最後に、「民主党のためでなく、国民の皆さんの安心した未来をつくるために政権交代が必要」だと強調。北九州から大きな政治の流れをつくろうと呼びかけた。
鳩山代表は、城井総支部とともに街宣後に聴衆の輪の中に入り握手を交わしたり写真を撮ったりして交流。人々の熱い声援に送られながら次の街宣場所へと向かった。
なお、街頭演説には岩本司参院議員も応援に駆けつけ、政権交代で社会保障制度の見直し、天下りの廃止など「政治を根っこから変えよう」と訴えた。
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