2009/06/10
前原副代表ら、党本部にバングラデシュ外務担当国務大臣を迎え意見交換
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前原誠司副代表は10日午後、党本部にバングラデシュのハッサン・マームード外務担当国務大臣を迎え、意見交換した。民主党側からは『次の内閣』ネクスト防衛副大臣で参議院外交防衛委員会理事の一川保夫議員、同参議院外交防衛委員会委員の藤田幸久議員、川上義博参議院議員が同席した。
冒頭、前原副代表は歓迎の意を表し、マームード外相は「選挙が近いなか、貴重な時間を割いてくれてありがとう」と応じた。
意見交換のなかでマームード外相は日本の多大な援助によってバングラデシュの今日があるとして、その援助に謝意を表明。同時にバングラデシュの国情について、1971年の独立戦争後、必ずしも民主主義が確立してはいなかったと明かし、「本当の意味での民主主義は最近の5カ月でやっと成し遂げた。それまでは軍事政権に支えられた暫定政権が続いていた」と説明。昨年12月29日に行われた総選挙の結果、全体の4分の3の支持を得て、議席の90%を与党の連立政権が占め、本当の意味での民主主義の確立に至ったとした。
そのうえで外相は、「貿易や投資に関しては必ずしも代表的な援助をいただいている状況ではない」との見方を示し、日本に対して貿易や投資の促進を特に求めていきたいと表明。「日本とバングラデシュの経済関係の強化・拡大での協力をお願いしたいと思い訪問した」とも語った。
前原副代表は「貿易、投資を拡大していくことで両国関係を強固にしていくということは賛成する」と応じるとともに、日本も戦後に他国からの援助をうけて高速道路、新幹線をつくり、自立を成し遂げてきたと説明。「経済発展を遂げるなかで支援をしてもらった分、発展を遂げつつある国に対して支援をすることは極めて大事なことだと思っている」と述べた。
さらに、「そういった支援によって投資環境も整備していただき、そして日本からの投資も増えていくことによって、日本と同様に支援を受ける国から支援を与えられる国に変われると思う」と述べ、期待を表明。解散・総選挙についてもふれ、「政権交代ができるように頑張る。そのあとは鳩山総理のもとでバングラデシュとの関係をより強固にするため、外交の専門家もいるのでまた努力をさせていただく」とも語った。
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