2000/03/12
「国家公安委直属の監察機関を」菅政調会長がNHK日曜討論で
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民主党の菅直人政調会長は12日朝のNHKテレビ番組「日曜討論」に出演し、警察の不祥事や国家公安委員会のあり方について、与野党各党の代表者と意見を交わした。
この中で、菅政調会長は、新潟県警本部長らの処分をめぐって国家公安委員会が持ち回りで行われたことに対して、「(会議の開き方を明確に定めた)警察法第11条に違反する」と指摘。「国家公安委員会は人と運営面、両方の改善が必要だ」として、責任の明確化、国会への説明義務、会議内容の情報公開などを求めた。
また「運が悪かったなどと言っている、小渕首相の認識がまず問題だ」と、この間の首相の対応を批判。保利国家公安委員長の罷免を重ねて求めた。5人の国家公安委員に対しても「今回の処置が適切だったかどうか、自分の胸に手を当てて考えてほしい」と述べた。
さらに、自由党の出席者が国会公安委員長の権限拡大を提案したのに対し、「重要なことだが、同時に危ないことだ。戦前のようなことになってはならない。国民が国会警察ではなく、国民警察を求めている」と、否定的な見解を示した。そして、監察制度については、「公安委員そのものにオンブズマン的役割が求められている」として、(1)国家公安委員会に直属の監察機関を作る(2)行政の内部監察には限界があり、国会に行政監視院をもうけ、すべての行政と同様に警察もチェックするべき−−と提案した。
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