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2009/06/18
意味のない国会を開くことは国民に申し訳ない 輿石参院議員会長が会見で


 輿石東参議院議員会長は18日午後、国会内で定例会見を行い、延長国会における対応について語った。

 冒頭、輿石参院議員会長は、「前から言っているとおり、よほどのことがない限り内閣提出の法案は今月中に処理される」と述べ、7月は何をするのか、意味のない国会を開いておくことは国民に対して申し訳ないとして、改めて早期解散を求めた。

 そのうえで、今国会で議論すべきことがないわけではないとして、両院協議会の在り方や、「政治と宗教」をテーマとした集中審議、年金問題、企業団体献金問題などを挙げたが、参議院だけで議論できるテーマだけではないので、総選挙を前にした衆議院では落ち着いた議論をするのは難しいだろうとの見解も示した。

 党首討論について記者団に問われ、「昨日の党首討論は、総理がまともに答えていなかった。意味のない党首討論なら、やらない方がいい」と輿石会長は述べ、来週は開かれないだろうとの見通しを述べた。

 また、自民党内に麻生おろしの動きが出てきていることについては、「下ろしたければ下ろせばいい」と切り捨て、「誰に代えても政権を取ることに何の差し障りもない。民主党は鳩山代表の下に一致団結している」と強調した。
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