2009/06/19
岡田幹事長 両院協議会の議論無いままの再議決に懸念表明
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岡田克也幹事長は19日午後の定例会見の冒頭、同日の衆議院本会議で3つの重要法案が再議決されたことについて「参議院で否決されたものが(両院協議会での)議論の無いままに再議決されるという大変残念な場面だった」と所感を述べた。
岡田幹事長は、次の総選挙で与党が勝っても3分の2を維持できなければ、両院協議会のあり方が重要になると指摘。与党は、次の選挙で負けて野党に転じれば、両院協議会の場面も少なくなるので、議論しなくて良いと、最初からあきらめているようだという見解を示し、「本来は両院協議会の場できちんと議論して妥協点を探ることがあってしかるべきだ。残念なことだ」と語った。
残りの1カ月の会期については「もし解散・総選挙をしないのであれば、有効に使う、それが国会としての責任だ。もちろん重要法案もかなり上がったから、総理が解散・総選挙というならば、我々の望むところであり、受けて立ちたい」と述べた。
18日告示の静岡県知事選挙については、民主党が推薦する候補者の応援に党幹部が続々と入っており、国民新と社民両党の推薦も得て態勢は整ったと表明、勝利に向けて取り組む考えを示した。
さらに、国土交通省が工事を凍結した国道18路線のうち5路線について、凍結解除が伝えられていることに言及。「地元的には、様々な議論があるのは分かる」と前置きしたうえ、「これでは何のために国会で、道路特定財源のときに、散々議論をしたのか」として、コストがベネフィットを上回るものについては見直すという基準を指摘。「国民の税金をいかに有効に使っていくかという議論であり、大きな視点で考えるべき問題だ。簡単に解除されては困る」と述べた。
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