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2009/06/20
鳩山代表、宮城4区の石山総支部長と水田視察 集会で農業政策訴え




 鳩山由紀夫代表は20日午後に宮城県入りし、石山けいき・宮城4区総支部長と大崎市内で水田を視察、農業従事者の皆さんと意見交換した。その後の集会では、約700名を前に国政報告を行った。

 ササニシキの田んぼのそばで開かれた車座集会では、コメ、花卉、野菜などを育てている農家の皆さんから「現在のコメの単価では生産農家はやっていけない」「小手先ではない、びしっとした土台を築いてほしい。農政を一年で考えられては、たまらない」などと現場の声が寄せられた。

 石山総支部長は、中長期の農業政策に基づき、戸別所得補償で下支えをすべきという見解を示し、鳩山代表は、直接国民の皆さんと対話して政策を作るのが民主党の考え方だと表明。減反について、作りたいのに作れないという政策はおかしいと指摘し、農家の皆さんの努力、真剣さを受け止めて、後継者を見出して再生産ができるかたちの政策を作る考えを示した。

 国政報告会で、石山総支部長は、地域を回って歩き、地域の皆さんの声を聞き、暮らしを肌身に刻み込んできたと報告。地域の声を国政に伝え、活性化を訴えるために働く決意を示し、「しっかりと精進し、皆さんとともに新しい日本、新しい地域を作っていきたい」と述べた。

 鳩山代表は、米どころのササニシキのふるさとから、農業を一番理解している石山総支部長を押し上げて働かせてほしいと訴え、「今の政治をチェンジさせないとどうしようもないところまで来ている」と国政の状況を指摘。民主党は皆さん方の先頭にたち、皆さんと一緒に大掃除を行いたいと表明、頑張っている人が認められる社会、人の幸せが自分の幸せに思えるような社会を作りたいと語った。

 今野東、大石正光、櫻井充各参議院議員もそれぞれ国政報告に立ち、国民の生活が第一の政治を実現する民主党への支援を求めた。
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