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2009/06/23
「平和を大切にする日本をつくる」沖縄慰霊の日にあたって鳩山代表




 鳩山由紀夫代表は23日、沖縄慰霊の日にあたって、亡くなられた全ての方々への哀悼の意を表明、「私ども日本人は、二度とあのような悲惨な戦争を起こさない、平和憲法を守って、平和というものを大切にする、そんな日本をつくっていかなければいけない。政治家の一人としてその意を強く感じる」と会見で述べた。

 鳩山代表はまた、日本郵政社長の人事問題について「国民の皆さんのほうが賢明な判断を下している」と指摘、日本郵政は国が株式を100%保有している会社であるため、国民の意思を尊重すべきことは言うまでも無いとした。民主党の対応については、社長人事を含めた不祥事の徹底的な追及、しっかりとした議論を求めると語った。

 自民党が骨太の方針を了承したことについては「政権の体をなしていない政権側の公約は気にしないで、民主党は国民の目線に沿った政策を打ち立てたい」と語った。
 
 目指す政府像についての質問には「私の主張する友愛社会の一つの姿は地域主権国家だ」と表明、国家の権限と財源を地域へ大幅に移譲するが、多くの公務員をはりつけるのではなく、適正な地方政府という姿をつくり上げるとした。「大きな政府、小さな政府、という二つの分け方自体がもはや意味を失っている」と述べた。

 また「いわゆるコミュニティを中心として問題を解決するやり方によって、今までよりも負担を減らし、満足を高めることは十分ありうる話だ」と指摘。「財政が厳しい状況の中で、負担が高まらないようにしながら、そこに住む地域の皆さんの満足度が増すという生き様を、友愛社会の中で、愛や絆というものをしっかりと政策の中に高めていくことにより、作り上げることができるだろう」と考えを述べた。

 同日の常任幹事会で公認決定した愛知1区の佐藤ゆうこ愛知県議会議員について「河村たかし前議員(現名古屋市長)の思いを受け継いだような人物だと思う。県議会でも、透明性などを追及してきた方だ」と述べ、「国政においても、透明な日本を作るために、市民、国民に手の届く日本の政治をつくり上げるために頑張っていただける貴重な人材ではないか」と期待を寄せた。
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