2009/06/24
参院野党国対委員長会談で民主党の提案に協力を要請 簗瀬参院国対委員長
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簗瀬進参議院国対委員長は24日午後、国会内で定例会見し、同日行われた参院野党国対委員長会談の結果について報告した。
野党国対委員長会談では、(1)予算委員会の集中審議の来週開催を与党に求めること、(2)厚生労働委員会で審議中の母子加算復活と父子加算新設の各議員立法についての野党間の協力の要請、(3)来週月曜の決算委員会での新しい決議の仕方を提案することへの理解――の3点が話し合われたと簗瀬委員長は報告。共産、社民両党とも、基本的には理解を示した。
簗瀬委員長はそれぞれの3点について、まず第一の予算委員会の集中審議については衆議院でも日本郵政問題についての集中審議を求めていくことに合意しており、それを受ける形で参議院でも、(1)日本郵政社長進退問題、(2)与謝野大臣と先物取引業界との癒着問題、(3)政治と宗教などの3テーマで集中審議を行なうことを提案、両党とも賛同し、一致をみた。
母子加算復活と父子加算新設の各議員立法の取り扱いについては、昨日の厚労委員会での趣旨説明の段階で与党が退席したが、多くの国民が待望している法案であるので、明日25日にも採決をする方向で与党にも協力を要請していく方針を説明。「アニメの殿堂と母子加算廃止」は、補正予算のバラマキと格差加速の象徴であり、両党ともしっかりとした審議を前提に協力すると回答した。
また、決算委員会での新しい決議の仕方については、国対委員長会談の席で説明。決算の警告決議は是認の場合に限るという慣行であったが、決算委員会の委員長報告の内容について明文化した法規則はないため、委員長報告で決算について否認した上で、主な否認理由として警告決議をすることは許される範囲だとした。この提案について、社民党は賛同し、共産党は趣旨に理解を示した。
さらに、来週の党首討論の開催について記者団から質問され、「予算や決算で期せずして大きなものが出てきた。国対としては、一つずつ片づけていくのが基本」だとして、「党首討論の前にやるべきことがたくさんある」との見解を示した。
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