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2009/06/27
自己保身に汲々とする国民無視の自民党政治を厳しく批判 岡田幹事長、奈良1区・馬淵議員と




 岡田克也幹事長は27日午後、奈良県の近鉄奈良駅前で行われた街頭演説会で、奈良県連代表の馬淵澄夫衆議院議員(奈良県第1区)とともに、およそ700人の聴衆を前に、この夏の総選挙で勝利して政権交代を実現し、国民の手に政治を取り戻そうと訴えた。

 はじめに馬淵澄夫衆議院議員がマイクを持ち、「政権交代へのうねりが止まりません。今全国で起きている政権交代への期待は高まるばかり」と第一声を発し、(自公による)政治が機能していないことを誰もが認識していると指摘した。

 さらに、馬淵議員は、「民主党は、生活第一のために、税金のムダ遣いを止め、本当に必要なところにお金を振り向ける政治を実現すると、結党以来10年間訴えてきた」と振り返り、今の民主党への期待は、「この私たちの訴えが国民の皆さんに浸透してきたためだ」と話し、さらに期待に応えていくとの考えを示した。

 そして馬淵議員は、「2年前参議院選挙で、逆転の夏を訴えた。そして皆さんの大きな力を得て参議院で第1党となり、ねじれ国会を作り、政権交代への流れをつくった。この逆転の夏を超えてこの夏、決着の夏を皆さんに届けます」と話し、間近に迫った総選挙で民主党に大きな力を頂き、政権交代を成し遂げようと訴えた。

 次に仲川げん奈良市長選挙予定候補が演説に立ち、いま奈良市の借金は3000億円もあると指摘したうえで、「いつも密室やしがらみの中で多くの税金がムダにされてきた。古い政治や政治家ではこのしがらみをやぶれない」と話し、市民の手に政治を取り戻そうと力強く訴えた。

 最後に、岡田克也幹事長がマイクを持ち、「今、自民党は麻生総理をどうしようかと大騒ぎになっている。しかし、そこにある視点は自分たちのことばかりで、国民のことはどこにも無い」と、国民不在で自己保身に汲々とする自民党を厳しく批判した。

 また、岡田幹事長は、近く行われる奈良市長選挙にも言及し、「市民の皆さんから集めた税金で、どんどんどんどん箱モノを作って、役に立つならいいが、つくることが目的だった」と今までの市政を批判し、税金の使い方を変えようと話し、皆さんの大きな支援を寄せてほしいと呼びかけた。

 そして、岡田幹事長は、以前に麻生首相が言い出してすぐに引っ込めた幼保一元化を例にあげ、「役所同士の縦割りの対立もあるが、その後ろに族議員が控えていて、お互いに権益がなくなるとケンカしている。そこには国民とか、子どもを安心して預けられるとかそんな感性が全くない」と指摘し、首相が主張しても族議員の反対に合うと実行不可能になると明かし、今の政治の現状を厳しく批判。特定の人のために政治を断ち切ろうではないか述べ、民主党へのさらに大きな支援を求めた。
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