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2000/03/15
「0.6%成長が達成されない時は退陣要求」鳩山代表が定例会見で
 民主党の鳩山代表は15日、党本部でおこなった代表会見で、政府の経済見通しを厳しく批判した。

 鳩山代表は青木官房長官が13日の会見で、「(1999年度の政府目標である 0.6%のプラス成長の達成は)宝くじが当たるようなもの」と発言したことを取り上げ、「0.6%成長を達成できないことを示唆したもので大きな問題。景気回復は、小渕政権のほとんど唯一無二の公約であり、公約を果たせない場合の首相の責任は重かつ大である」と述べ、0.6%成長が達成されない場合は、内閣不信任案などを提出し、退陣を要求していく考えを明らかにした。

 政府は99年10−12月期の国内総生産(GDP)が実質で前期比1.4%減と確定した後も、「0.6%成長の実現を期待している」(小渕首相)などと強気の姿勢を示している。しかし、目標達成には2000年1−3月期に実質で前期比2%増の成長をすることが必要で、鳩山代表は「3月にいくら努力しても公約には遠く及ばない」と指摘した。
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