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2009/06/28
選挙後にたいへん難しい法案を我々の手で上げることも試みたい 春日井市で鳩山代表


 鳩山由紀夫代表は28日午後、愛知県春日井市民病院視察後に記者団に答えた。

 視察の目的を問われ、「全国に先がけて開業医の皆さんと病院の勤務医の皆さんが、ある意味でコラボレーション、共同作業をしている」と指摘。中核病院を守ろうとの思いのもと、市民のためという観点で経営的なきびしさもあるなか、連携していることに大いに注目したいとの見方を示した。「開業医、特に医師会が中心となってサポートしているという大変珍しい病院を視察させていただいた。非常に心がこもっている。ある意味、日本の先がけ的なモデルになると感じた」と印象を語った。

 また、河村・名古屋市長の日々の公約実現に向けた市政への取り組みについては「エールを送りたい。公約は守るべき。市民税の減税はやれないことではない。そのためには非常な努力が必要」と指摘するとともに、名古屋市政のレベルを上げていく市長の姿に市民のみなさんもサポートするだろうと分析。「期待している。大いに頑張ってほしい」とエールを送った。

 麻生首相が今国会成立を目指すよう指示したとされる重要法案の取り扱いについては、臓器移植法改正案と水俣病未認定患者救済法案について「できる限り急いで成立を図るべきだ」と表明。北朝鮮に出入りする船舶の検査に関する特別措置法案についても「しっかり議論して上げたい。いたずらに引き延ばすことは考えていない」と述べるとともに、公務員制度改革については「一切ふれられていないのはいかがなことか。最も重要な法案に対して何もお考えになっていないのか」と問題視した。

 また、「今日までずるずると選挙を引き延ばしてきた責任は極めて重い」とも指摘。「選挙後にたいへん難しい法案を我々の手で上げることも試みたい」とも述べた。
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