2009/06/30
参院民主党は麻生首相と自民党内の混乱に惑わされず必勝態勢を整える 平田参院幹事長
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平田健二参院幹事長は30日午後、国会内で記者会見を行い、東京都議選や静岡県知事選における応援態勢や後半国会での参院国会での審議と衆院の解散時期、麻生首相の求心力の低下による自民党内の混乱、参院選挙制度改革などについて記者団に語った。
はじめに平田参院幹事長は同日行われた役員会や参議院の役員会で協議された東京都議会議員選挙の候補者追加公認や静岡県知事選挙の応援態勢について言及。
静岡県知事選については参院民主党としてさらに力を入れて必勝態勢で臨む考えを表した。また都議選については、各参院議員が候補者単位での応援体制を整えるとともに、58人の公認と6人の推薦候補者に加え、さらに公認を数名追加することになる見通しを語った。
続いて、参院で審議が行われている臓器移植法案や、参院での法案提出を予定している北朝鮮の船舶検査の法案、さらには水俣病の救済法案の与野党修正協議などについては、「こういった法案の目途がつけば、衆院を解散すると首相が言っている。我々は早期解散を求めているが、重要な法案だけに、具体的な日程でこれらの法案の目途を付けにくいのではないか」として、各委員会での審議の進捗を見守っていくと述べた。
次に現在の自民党内の混乱について、「まさにバラバラだと思う」と述べ、麻生降ろしに動くグループと麻生首相で選挙を行うというグループがある状況で、「麻生首相は誰の意見を聞けばいいのか判断が付かないのではないか。このままいくと任期満了までズルズルと行くのではないかという危険性をはらんでいると思う」と混乱の様を分析した。
また、参院選挙制度改革に対する協議について、党として参院の選挙制度改革検討委員会でおおよその方向性を出したことを報告。今後参院の選挙制度の在り方について明日1日に同総会を行い、最終的に党の方針としていく考えを示した。
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