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2009/07/01
参院本会議での決算否決と警告決議の意義強調 簗瀬参院国対委員長が記者会見で




 簗瀬進参院国会対策委員長は1日午後、国会内で定例記者会見し、同日午前の参院本会議で、19年度決算が否決されたうえで、警告決議が採択されたことについて、決算重視の参院のあり方として画期的なことと評価した。

 また、与党が警告決議の内容については、賛成としながらも決議に反対したのは、「おかしなことをなさる」と、理解しがたい行為だと批判した。

 従来、決算に関する警告決議は、同意した場合にのみできるとされていた。

 また、臓器移植法案に関して、厚生労働委員会で6日から9日までの審議日程が決定したこと、また、すべての参院議員に、委員会で提出された法案提出者からの資料、参考人の提出した資料が配布されるようになったことも明らかにした。

 さらに、この法案が党議拘束をかけない法案であることに触れ、あくまで委員会での議論は、本会議で議員一人ひとりが判断する際の事前議論であり、委員会での採決はふさわしくないのではないかとの認識を示した。

 自民党内の様々な動きに関する質問に、「政党が政策を背負い、それを訴え、政権担当能力はいずれにあるかを問うのが政権交代(をかけた選挙)。選挙の目玉として、今までの政党の流れとは違う人を置くのがいいのか。便宜的に政権交代を争っていいのか」と批判した。
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