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2009/07/02
東京都議選に臨む決意を表明 菅代表代行




 菅直人代表代行は2日午後、党本部で定例会見を行い、「東京から政権交代。」をスローガンに東京都議会議員選挙に臨む決意を表明した。

 菅代表代行ははじめに、3日に公示される東京都議選について、民主党は「東京から政権交代。」をスローガンに127の定数に対し64人の公認・推薦候補を擁立したと表明。全員が当選すれば今の都政を変える大きな力になるとして、「積極的な姿勢で臨んでいく。これを国の政治の政権交代につなぎたい」と決意を語った。また、3日の第一声は築地市場の移転に反対する民主党として象徴的な場所である築地で鳩山由紀夫代表と菅代表代行自身が行うと明かすとともに、同日は8、9選挙区を回っていきたいとした。

 次に、昨日1日、約1年ぶりに元公明党委員長の矢野洵也氏との勉強会を開催、そのなかで「幸福実現党」への言及があったと紹介。宗教団体が丸ごと政党をつくり多数の候補者を出すのは、創価学会が公明党を、オウム真理教が真理党をつくったのに続き今回で3例目だと述べた。また、政治活動自体は自由だと前置きしたうえで、今回、幸福実現党が今回300小選挙区すべてに擁立予定であることについては、政党をつくるだけでも約9億円もの資金が必要である等、政治と宗教の問題にしっかり取り組まなければならないと改めて指摘した。

 また同日、水俣病未認定患者救済法案の修正を与野党で合意したことへの受け止めを問われた菅代表代行は、自身がさきがけ政調会長であった95年当時にも政治解決したとした。そのうえで、「被害者の皆さんの色々な意見があるなか、発生から50年を越え、何とか解決をしたいという思いで努力してきた。多くの皆さんが真摯に努力し議論したなかでの合意であり、全ての人が賛成にはならないかもしれないが、大きな前進」だと述べた。

 会見では最後に、東京都議選を前に今回新たに仲間が8人に増えた民主党青年局のキャラクター・民主くんが登場。2007年参院選前に東京都連の若手議員の発案で誕生した民主くんは今回、若者の政治参加を訴えるキャラクターとして、都議選や衆議院総選挙の応援で全国を駆け巡る。藤末健三青年局長とともに「がんばります」と挨拶、菅代表代行ともがっちり握手をした民主くんは明日から、「若者こそ選挙に行こう!」と遊説をスタートさせる。
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