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2009/07/02
内閣の求心力、また一段と低下 鳩山代表、改造人事めぐる迷走を指摘




 鳩山由紀夫代表は2日夕、麻生首相が2名の閣僚を起用したことについて、大臣の兼任解消は必要であったかもしれないが、首相が行いたかったことはできなかったようだとして、「麻生総理の内閣の求心力がまた一段と低下した」と見解を述べた。国会内で記者団の質問に答えた。

 水俣病被害者救済法案をめぐる与野党協議の合意については、与党がかなり譲歩し、民主党の考えが大筋で認められたという見解を示し、「努力された方々に敬意を表したい」と述べた。また、長い間ご苦労をされてきた方々からすれば、先送りは耐えられないと指摘。救済される被害者範囲の拡大、分社化も一時金が支払われるまで行わないことなど、民主党の考えが相当取り入れられたとした。

 鳩山代表は「ここですべてが解決をしたということにはならないと思うが、多くの方々にとって朗報がもたらされたと考えている。ぜひ通常国会の中で成立させるべきだ」と表明。すべての方々に満足してもらうことはなかなか難しいが、できうる限り多くの方々の理解が得られるような救済に向けて与野党を超えて努力した結果が今日の合意であるという考えを示した。

 明日3日に告示される東京都議会議員選挙の位置づけについては、石原都政と麻生政権へ都民の判断が下されると意義を強調。民主党が最後まで候補者の擁立に努力したことにも言及し、全員の当選により都議会第一党を目指す考えを語った。
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