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2009/07/04
しがらみのない新しい政治を始めよう 富山市内で岡田幹事長、富山1区・村井議員




 岡田克也幹事長は4日午後、富山県富山市内で開かれた村井宗明衆議院議員(富山県第1区総支部長)主催の街頭演説会に参加。政権交代により「ともに新しい政治を始めよう」と呼びかけた。

 村井議員は、政権交代によって「国民の生活が第一。」の政治を実現すると表明。雇用問題を取り上げ、派遣労働をはじめとする非正規労働者のワーキングプアや正規労働者の超過労働状態など働き方の歪みを問題視し、社会保障制度の見直しが重要だと力説した。

 終身雇用制度のもとに働いていた時代と異なり共働き方が増えるなか、育児休暇、産休制度が取りづらい現状を改めるべきだとも指摘。民主党の子ども手当ての説明をしながら、少子高齢化社会においては高齢者に対する政策と同様に子育て世代が安心して働き、子どもを産み育てられる環境をつくることが大切だと主張、若い世代の代表としてその制度改革の先頭に立って取り組む決意を語った。

 続いてマイクを握った岡田幹事長は、戦後、先輩世代の努力により平和で豊かな日本を築き上げてきたが、いま、一生懸命働いても老後安心して暮らせない、希望を持てない国になってしまったと危機感を示し、その原因は政治にあると指摘。官僚主導の政治により様々な弊害が生まれているとして、これまでのしがらみを断ち切り新しい政治を始めること、それが政権交代だと主張した。

 そのうえで、民主党が政権を獲ったらまず、税金の使い方を見直し人に投資していくと述べ、具体策として子ども手当、高等学校教育の実質無償化、就学支援の拡充などを列挙。また、年金、医療、介護の制度改革を行い、ぼろぼろになったセーフティネットを再構築する考えを示した。

 「政治は誰がやっても変わらない、と思っていては何も変わらない」と語りかけ、「このままで次の世代の生活を守れるのか。そう確信できないのではないか。民主党を中心とした政権をつくり、次の世代に誇れる日本をつくろう」と訴えた。
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