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2009/07/04
公共事業を増やすのではなく教育、年金、医療などへ予算を充てていく 会見で岡田幹事長
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岡田克也幹事長は4日午後、富山県富山市内で記者会見を行い、富山県3選挙区勝利に向けて期待を示した。
岡田幹事長はまず、富山県内では次期衆議院選挙において、公認は1区の村井宗明衆院議員のみであるが、2区は社民党の藤井氏を推薦、3区は無所属のあいもと氏を民主、社民が推薦しているとして、野党3党の協力体制が形になっているのが富山県だとの認識を明示、「1区はもちろん、2、3区それぞれ頑張ってほしい」と述べた。午前中に応援演説を行ったあいもと氏については、「素晴らしい人。一人ひとりの生活者、国民の気持ちがわかる人材だと感じたと」と評価、1区の村井衆院議員に関しては「若手のホープ、有為な人材」だと語った。
選挙区を回った1区、3区の情勢、手応えを問われると、3区は国民新党の支援が重要だとして、しっかりご支援いただけるよう働きかけていくと強調。「両選挙区とも激戦だと思うが、何とか頑張って選挙区で勝ってほしい」と期待を込めた。
鳩山由紀夫代表の「民主党が政権を獲った場合、平成21年度予算の変更もありうる」とする発言に対し、地方から不安の声が上がっていることについては、「実施されているものを止めるは難しい」としたうえで、地方にまだ配布していないもの、予備費的なものや複数年度でのたくさんの基金に関しては、見直しや凍結、来年度以降の新たな政策財源に使う可能性はあると話し、「地方に迷惑をかけることはない」と明言した。
これに関連し、整備新幹線の考え方については、必要性を精査し地元のご意見を聞きながら判断すると説明。かなり進んでいるものに関しては廃止は難しいのではないかと述べる一方、民主党は「コンクリートから人へ」を主張、公共事業を増やすのではなく教育、年金、医療といったものへ予算を充てていくべきとの方針だと改めて述べ、新幹線だけが例外ではないとした。
鳩山代表の個人献金問題に関して、一部世論調査で8割以上が「説明責任が十分でない」と回答していることに対して所感を問われた岡田幹事長は、鳩山代表の会見全てを見た人は少ないのではないかと指摘。それに加え、「ここぞとばかりに与党が国会という公の場を使いながら攻め立てていることでそのように考えられたのではないか」との見方を示した。
また、明日6日に開票される静岡県知事選挙等に及ぼす影響に関しては、「程度的に示すことはできないが、メディアでの報じられ方にも影響がある。公正な報道を取り扱われるようお願いする」と報道陣に求めた。
本日、新たに3機のミサイルを発射させた北朝鮮の行動に関しては、「常軌を逸した感じ。国内的な事情もあると思うが、国連決議を遵守しながら(このような行動の)その先には未来がないことを身をもってわからせることが重要」だと指摘。その一方で、このような行動を慎み、核やミサイル、拉致問題等に誠意をもって応えるのであれば、国交正常化など様々な展望があることも同時に伝えていく必要があるとも語った。
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