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2009/07/08
野党協力で総選挙必勝 小沢代表代行が大分で協力の重要性を力説




 小沢一郎代表代行は8日、社民党の重野安正幹事長が野党3党統一候補として出馬を予定している大分県第2区を訪問、大分県九重町のトマト・シイタケ栽培農家を視察、懇談したあと、記者団の質問に答え、衆議院総選挙について「野党が互いに争っていたのでは、自民党政権を倒すことはできない。今度の総選挙は日本の政治を変える最大のチャンスだから、野党が協力し合わなければならない。全国的にも協力の態勢ができているが、何としても協力して政権交代という目的を達成したい」と述べ、野党協力の重要性を訴えた。

 特に、大分2区を野党協力による必勝のシンボルと位置付けたうえ、「大分1区と3区は民主党、2区は社民党が勝利して、大分県で3つ議席を与えていただきたい。それによって、総選挙に勝利して、日本の政治を変えることができる」と「大分全勝」の意義を強調した。

 それに関連して、小沢代表代行は総選挙の時期について、「麻生首相はたぶん、自ら解散するという選択をするだろう。9月の任期切れぎりぎりまで遅らせることは、ちょっと考えにくい。そんなに遠くなく衆議院解散・総選挙になると思う」と述べ、今月中の解散を想定していることを明らかにした。

 また、12日投票の東京都議選について、「国民の皆さんは今、こんな政治ではダメだという強い認識を持っている。全国どこを歩いても、そういう声が強い。実は、大都会の中でも国民の格差はどんどん大きくなっている。したがって、都議選も国民が政治を変えるんだという意識を持って投票していただければ、いい結果が得られるのではないかと思う」と自信を示した。
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