ニュース
ニュース
2009/07/08
静岡県知事選の勝利は、国民の政権交代待望論の表れ 簗瀬参院国対委員長


 簗瀬進参院国会対策委員長は8日午後、国会内で定例記者会見し、臓器移植法案をめぐる参議院の対応について記者団に語った。

 はじめに簗瀬参院国対委員長は、同日の国対委員長会談で臓器移植法案の取り扱いについて、議会事務局次長も含めて議論したことを報告。いわゆるA案の修正案の内容が7日に発表されたことを受けて検討したが、結論や与野党合意的なものは出ていないとした。

 同日、厚生労働委員会を中心としたメンバーが、特に子どもの医療について視察を行なっていることから、「明日は修正案を含めて質疑できるようになると思う」との見方を示した。採決については、「明日の国対委員長会談でそれなりの方向性が出てくるだろう」と述べた。

 また、7日の事業仕分けの結果報告会を受け、「完全にムダな事業が抽出調査でも2000億円近く明らかになっている。ムダがありませんと国会の審議で豪語する与党には、全く根拠がないことが明らかだ」と、全力で政権交代を国民に訴えていくと強調した。

 「静岡県知事選では民主分裂の中で自公が全力を挙げて戦ったが、(自公にとって)衝撃的な敗北であったのではないか。名古屋市から始まって、引き続きこのような結果が出続けているという意味を、与党は真摯に受け止めるべきであろう。それは、国民の間に政権交代の待望論があるということだ。その声を無視して、少しでも解散・総選挙を先送りしようとするその態度に、国民はますます失望を深めているのではないか」として、改めて一刻も早く解散をするべきとの見解を示した。

 また、鳩山代表の政治献金問題について記者団に問われ、「4人の弁護士のつくった報告書を説明した前回の記者会見で、記者からの質問がなくなるまで質問を受け続けたのは誠実な対応で立派だった。あれほどまで真摯に説明しようとした政治家の姿は、今まで見たことがない」として、説明責任は最大限果たしたと思うと語った。
記事を印刷する