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2009/07/10
政治家が認めるしか解決の糸口ない 核密約関連文書の破棄報道で幹事長




 岡田克也幹事長は10日午後の記者会見で、東京都議会議員選挙について「最後の最後まで力を振り絞って何とか良い結果を出したい」と表明、気を抜かずにしっかり頑張ると決意を語った。また、2009年の党員・サポーター登録結果は26万5000人であったと報告し、制度が定着してきたとの認識を示した。

 核密約の関連文書の破棄が指示されていたという本日の新聞報道に関し、中曽根外務大臣が午前、密約そのものがないという認識を示したことにも言及。資料廃棄が犯罪行為であると指摘したうえ、「建前だけで、この問題の深刻さをまじめに受け止めずに切ってしまっている中曽根外務大臣(の姿勢)はまったく理解できないし、情けない」と語った。

 さらに岡田幹事長は、外務大臣や総理大臣が「今まで言ってきたことは違っていた」ときちんと勇気を持って認めるしか、問題に解決の糸口はないとの認識を示し、あくまで白を切るのであれば、国民から見れば信任されない内閣だと主張した。

 先進国だけで2050年までに温室効果ガスを80%削減するという長期目標がサミットで確認されたことについては、一歩前進だと評価する見解を述べたうえ、自分だけは別だという論理展開は日本には許されないと指摘。麻生首相が帰国したら見解を聞きたいと語った。
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