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2009/07/11
一人の命も粗末にしない政治をつくろう 鳩山代表、赤羽駅前で訴える


 鳩山由紀夫代表は11日午後、東京都北区のJR赤羽駅前で街頭演説を行い、一人の命も粗末にしない政治を作ろうと訴えた。

 鳩山代表は「東京が自殺の名所になってしまっている」との問題認識を示し、世界の中でも日本、日本の中でも最も発展して過ごしやすい地域であるはずの東京で、多くの方が自分の居場所をなくし、自ら命を絶ってしまっていると指摘。「どう考えても政治の責任だ」と述べた。

 また、仕事がほしくても見つからない、病院に行きたくても時間がかかって行けない、介護の世話になりたくても、現場で働く人が足りずに受けられないなど、都の現状に言及。一方で「アニメの殿堂」があるとして、税金が正しくないところに使われ、必ずしも都民が求めるところに使われていない現実を問題視した。

 「麻生政権に対して皆さん方が信任をして、このままやれというのか。それとも立ち止まって、麻生政権はもう結構だから、早く解散して信を問いなさいと主張するのか」と問いかけ、その思いを突きつけようと訴えた。

 さらに「4年間の総決算が解散・総選挙だ。そこに(総裁の)顔を変えてごまかしてたたかうことは、正攻法、常道ではない」と指摘し、首相が自分の力で解散し、信を問うべきだとした。

 鳩山代表は、公認予定候補が空白区となっている東京12区にも、勝てる候補者を擁立する考えを示し、皆さんの力で政権交代を実現しようと呼びかけ、万雷の拍手をあびた。
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