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2000/10/05
非拘束名簿導入法案の撤回を=野党が合同議員集会
民主党は5日午後、共産、社民、自由、無所属の会など野党各党の参議院議員と国会内で合同緊急集会を開き、参院比例代表への非拘束式名簿導入阻止を訴えた。
 民主党の久保亘参議院議員会長は「民主主義を守る正義の戦いだ。決着の道はただひとつ。今年2月の各党合意を前提に協議を進めることだ。そのためには公職選挙法改正案の撤回以外にない」と強調した。
 会場には、鳩山由紀夫代表や小沢自由党党首、土井社民党党首、志位共産党書記局長らが顔を見せ、つないだ手を高く掲げて野党の共闘姿勢をアピールした。
 集会に招かれた政治評論家の内田健三氏も「議会政治の根幹に関わる暴挙だ。議会政治の基本の選挙制度をこういう形で押し切るなんて聞いたことはない。話にならない」と与党側の対応を批判した。
 
 参議院の野党4党の女性議員はこの後、渋谷に繰り出し合同で街頭演説を行い、非拘束名簿式導入阻止のための野党の行動に理解を求めた。
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