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2009/07/17
しっかりした政策論争をしていきたい 岡田幹事長が会見で




 岡田克也幹事長は、17日の定例記者会見で、「ようやく火曜日(21日)の衆院本会議が立てられた。政権与党がここまで混乱して大丈夫かと思う」と指摘。そのうえで「あとはマニフェストを中心にして政策論争を行いたい。ここまで混乱して、国民の皆さんが政治に無関心、政治不信にならないようにしっかりした政策論争を行いたい」と、解散・総選挙では、与党との政策論争を中心に戦っていく考えを示した。

 また、自民党内の混乱についての質問に、「もっとしっかりしろと言いたい」と苦言を呈した。

 同時に、党としてのマニフェストではなく議員個人が複数のマニフェストもどきの政策提示を一部の自民党議員が唱えていることについては、「国民を欺くもの」と批判。一方で、これからの選挙戦について、「わが党の候補者には真摯にまじめに公約を訴えていくことを求める」として、風に頼らない選挙、まじめな政策論争を行う考えを改めて示した。

 インド洋での海上自衛隊による給油活動、日米地位協定の見直し、沖縄普天間基地の県外移転などの外交政策について、政権交代後もこれまでの民主党の主張と変わらないのかとの質問に、「我々も日米同盟を重視する両国のトップ同士の信頼関係を築き、貧困、温暖化などで協調するなかで、日米間の問題の解決を図る」としたうえで、考え方に何ら変化はないとした。

 政権をとれば直ちに、インド洋から撤退するのかとの問いには、「政権をとったその日に帰ってこいということはない。現状を把握し対応を決める、法律の期限である1月まで自衛隊を戻すことはないとは言わないが、法律の期限も念頭において判断する」と答えた。
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