民主党の鳩山代表は2000年度予算の成立を受けて同日、談話を発表し「来年度予算は、『本格的な回復軌道に繋げていくため、経済運営に万全を期す』という基本方針で編成されたが、その内実は自自公政権の選挙対策そのもので、自らの圧力団体にひたすらバラマキを行うものにすぎない」と強く批判した。
そのうえで鳩山代表は、「バラマキの結果、財政赤字は2000年度末には国・地方合わせて645兆円、GDPの130%にも達すると見込まれ、国民は将来に大きな不安を抱いている。しかも、昨年10〜12月期四半期別国民所得統計速報でGDPが2四半期連続マイナスになるなど、『二兎追うものは、一兎も得ず』との総理の主張は完全に破綻した」と改めて指摘した。
また、今回の予算の審議日程がかつてなく短縮されたこと、党首討論も2回しか開催されていないことを挙げ、首相に対し「正々堂々と論戦に臨むべき」と強く求めた。
|