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2009/07/20
政権交代を成し遂げて日本の政治を変える 岡田幹事長が大阪市の記者会見で
 岡田克也幹事長は20日午後、大阪府大阪市内の記者会見で次期解散・総選挙は政権交代をかけた戦いであると改めて強調した。

 岡田幹事長は、「いよいよ明日、解散が行われる」と述べ、事実上の選挙戦が21日からスタートすると表明。「次期解散・総選挙で政権交代を実現し、政治を国民の手に取り戻したいと考えている」としたうえで、その際に都市部でどれだけで健闘できるかが重要との認識を示した。2005年の総選挙においては、大阪府において小選挙区で2つの選挙区しか獲れなかったと振り返り、東京、神奈川、千葉、埼玉といった首都圏と同様に大阪も極めて重要な地域だと指摘、これらの都市部でどれだけ勝ち越せるかがポイントであり、しっかりと頑張って勝利をつかみとりたいと語った。

 一部報道機関の調査において、内閣支持率が15.9%と落ち込む一方、自民党内の「麻生降ろし」の動きを理解できないという人が6割にも達していることへの所感を問われると、「基本的には他党のことにコメントするつもりはない」と前置きしたうえで、「当然のこと」だときっぱり。「自分たちで(麻生首相を)選んでおきながら、1年も経たないうちにひきずり降ろそうという動きに対し、国民の皆さんは『自民党はダメだ』という思いを持たれたのではないか」と推察した。

 また、解散・総選挙の位置づけ、明日から本格的に始まる選挙戦をどのようなものにしたいかとの質問には、「政権交代を成し遂げて日本の政治を変えることができるかどうかを問うもの。政権交代を訴えるなかで、どういう政策でどういう政治をやっていくかをマニフェストに掲げ訴えていきたい」と表明。自民党からの政策批判に関しても、「根拠のあるものは政策が深まるので大いに歓迎」と述べる一方、「自民党にも早くマニフェストをつくってもらわないと、マニフェストが2つも3つも出てくるのでは論議できない」と釘を刺した。

 最後に、「それぞれの役割を果たしながら頑張っていく姿を国民の皆さんに見ていただきたい」と語った。
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