2009/07/17
「国民は政権交代を望んでいる」神奈川5区決起集会で鳩山代表が激励挨拶
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鳩山由紀夫代表は17日夜、神奈川県横浜市で開かれた神奈川県第5区・田中けいしゅう総支部長主催の決起集会に参加。田中総支部長はじめ水戸まさし、牧山ひろえ両参議院議員とともに、政権交代を誓った。
政治に閉塞状況が続くなか、田中総支部長は、麻生首相がズルズルと総選挙を引き延ばしたために景気を余計に悪くし、未だに仕事が通常の3割程度に留まるなど、中小企業の筆舌しがたい窮状に言及。貸し渋り、貸し剥しはなくなるどころか、さらに厳しくなっていることにも触れ、弱者の視点に立った政治を実現することが如何に大切かを説いた。
また、今回の選挙は政権を、総理を選ぶ選挙でもあると前置きし、「衆院選で勝利し、みなさんによって鳩山代表を総理にしていただきたい」と訴えると、会場からは万雷の拍手がわいた。
続いてマイクを握った鳩山代表は、官僚支配の政治に終りを告げ、政治を国民の手に取り戻す必要性を力説。「道路建設は少し遅れても大丈夫だが人の命は1年、2年どころか1日だって待ってくれない。道路より命。医療費を抑制させるのではなく、必要な医療費は増やしていかなければならない」との認識を示した。
同時に、「長期政権の自民党は我も我もとポストを争って大臣になるのが目的となり、政策を官僚任せにする政治に成り下がってしまった。その結果、後期高齢者医療制度のような国民から大反発をくう政策がつくられてしまった。官僚に丸投げし、政治家が何も関わらなかった証拠だ」と指摘した。
さらに「医療費も介護費も福祉も聖域とは言わせない、削っていくと、本来なら2200億円増えるはずの社会保障費がカットされた」として、その結果、地域においては医師不足、看護師不足、介護労働者不足が起きてしまった現状を問題視。また、自立支援法と言いながら支援とはまったく逆の弱者切捨ての法律が成立した現状も指摘し、「役人が人の命を顧みず、財政が足りないからと、どんどん必要なところの予算を削ってしまった結果だ。官僚任せにした政治は石のように冷たい」と官僚政治の問題点を強く批判した。
自公政権による、今までの命を軽んじる政治、国民生活を後回しする官僚任せの政治を見直す必要性を強く表明し、政権交代がどれほど必要かを、会場を埋め尽くしたみなさんに強く訴えた。
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