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2009/07/26
「岡山から日本を変えよう」岡田幹事長、高井・岡山1区総支部長と訴え




 岡田克也幹事長は26日午後、岡山県岡山市内で開かれた国政報告会で高井たかし・岡山県第1区総支部長とともに講演し、立ち見も出るほどの500人以上の支持者らを前に、岡山から日本を変えようと訴えるとともに、政権交代を実現するために民主党へのいっそうの支援を呼びかけた。

 高井総支部長は挨拶の中で、若い志のある官僚たちは、現在の制度を変えなくてはならないと考えており、民主党政権を待望していると述べ、自らが郵政省(現在の総務省)時代に経験した融通の利かない税金の使い方を例に、「私たちが政権をとったらまずやることは、税金のムダ遣いをなくすことだ。縦割り組織の霞ヶ関を改革することだ」と真っ先に表明した。

 そして高井総支部長は、年金や医療や介護、子育てや教育、農業など、やるべきことはたくさんあり、15兆円もの財源を捻出しなくてはならないとしたうえで、「私たち民主党は税金のムダ遣いをなくすことによりこのお金を捻出できる。自民党には行財政改革はできない」と話し、「政権交代以外にこれはできない。新聞の見出しに民主党大躍進という見出しは要らない。いるのはただ『政権交代』の4文字だけだ」と、大きな声で力説し、民主党へのいっそうの支援、支持を求めた。

 次に、岡田幹事長が演壇に立ち、「明日、民主党は鳩山代表の下マニフェストを発表する。自民党、公明党もマニフェストを出すだろうが、果たしてこの4年間に何をしてきたのか」と、検証無き自公の姿勢に疑問を投げかけた。

 さらに岡田幹事長は、2005年の自民党のスローガンは改革を止めるなだったが、今改革を進めると言っている者は自民党にいるだろうかと述べた上で、「障害者自立支援制度、後期高齢者医療制度そして母子加算の廃止。弱い立場にある人を、より厳しい状況に追い込むことばかりをしてきた。国民にとってよい改革は何もなされてこなかっ
た」と厳しく批判した。

 岡田幹事長は、「今の自民党の政治は、権力にアクセスできる特定の人たちの声だけがまかり通る政治になっている。しがらみの政治、利権の政治、これらを断ち切って変えるのが政権交代だ」とし、「私たちが政権をとれば、このしがらみを断ち切り、国民の声を反映した政治ができる。私たちは自信を持っている」と話し、今までの制度を一
から見直していく。特定の人にお金が落ちるようなことをなくしていく。そのためにも是非、民主党を応援してほしい。力を貸してほしいと訴えた。

 また、岡田幹事長は講演に先立ち、岡山市内の「子どもの森」でNPO法人岡山子どもセンターが主催している子どもたちの活動の様子を視察。雨のなかでも元気にかけまわる子どもたちとふれあい、手作りの水あめなどをご馳走になったりもした。視察後の意見交換会で岡田幹事長は、子育て支援の拡充、NPO活動支援のいっそうの強化を行っていきたいとの方針を示した。
 

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