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2009/07/26
「変革を求める有権者の皆さんの声に応えるよう努力していく」小沢代表代行、輿石参院議員会長と山梨で揃って会見




 小沢一郎代表は26日夜、山梨県大月市内で会見。山梨県選出である輿石東代表代行(参議院議員会長)が同席するなか、次期総選挙における同県の位置づけ、勝利の意義などを語った。

 小沢代表はまず、次期総選挙における山梨県下の各選挙区の位置づけを問われ、「自民党の有力者相手の選挙区であるが、輿石代表代行を中心に県民の皆さんに民主党の政策を訴えている。(本日応援に訪れた)2区の坂口たけひろ総支部長の勝利によって、1、3区と3議席獲得という結果を出してほしい」と期待を込めた。

 これに関連し、「山梨県そのものがかつては自民党王国といわれるような県であったが、今日まで県民の我々に対する理解が深まったのは、輿石代表代行を先頭に政治の変革、政権交代の必要性を訴え続けてきた結果」とその活動ぶりを評価。そのうえで、「この山梨県で勝利すること、特に2区で若い坂口総支部長が自民党のベテラン候補に勝利することは、山梨県にとっても、全国的にも大きな影響を持つと思う」とこの地で勝利することの意義を述べた。

 農業者戸別所得補償制度については、「一昨年の参院選挙同様、次期総選挙においても国民の皆さんは非常に関心の高い大きなテーマととらえていると思う」と分析。「農村部だけの問題ではなく、大都会の消費者にとっても消費者物価の面、食の安全・安心という面においても(制度を)創設することによって大きな前進をみることができると思う」と主張した。

 また、今後の地方行脚の予定を問われると、「選挙の考え方として、単に街頭演説で、風で上がってくるようではダメ。国民の皆さんと直接会話し、信頼関係を結ばなければならない。支援してくださる核になる人をつくれ」と持論を述べたうえで、「これまではこうした活動ができたところへ出向くことが多かった。公示以降は街頭を中心にして回ることになると思う」との方針を示した。

 「都議選以降、民主党にとって追い風が吹いているのではないか」との指摘には、「民主党に対する追い風というより、現状の自公政権への批判、国民生活を省みず保身だけに走っている政治を変えなければならないという国民の気持ち、意識は強いものがある」としながらも、半世紀以上にも渡る権力は簡単に覆されるものではないと警戒。地元を回り皆さんの声を聞き、変革を求めるその気持ちをつかみ、投票所に行ってもらえるよう努力することが大事だと説き、その努力を各候補者が全国で繰り広げれば勝てると思うと語った。
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