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2009/07/30
岡田幹事長「小泉マニフェスト2005と自民党政権4年間の総点検」発表


 岡田克也幹事長は30日夕、静岡市内で記者会見し、「小泉マニフェスト2005と自民党政権4年間の総点検」を発表。郵政民営化に代表される「小泉改革」が看板倒れだと指摘するとともに、「消えた年金」「消された年金」問題への対応は明らかに公約違反であるとの見解を述べた。

 また、医療に対する地域住民の不安は増すばかりであり、待機児童が4万人、都市部では今も急増中という状況からも、医療や子育て支援策についての自民党の公約が進展したとは言いがたいとの考えを示した。

 岡田幹事長はこのほかの項目についても公約違反を報告したうえ、「4年前に約束したことが果たされていない。4年前に約束したことと、いま言っていることが全くちがう。その両面において、明日発表される自民党マニフェストは入り口から信用できないと言わざるを得ない」と強調。「マニフェストは国民に対する約束だ。この4年間をみるかぎり、ほとんど実現できていない。その部分をきちんと説明するところから明日の麻生さんの会見が始まる」と述べた。

 岡田幹事長は、記者の質問に答えるかたちで「マニフェストというものは期限を明示して財源の裏付けを持って約束をするのが基本だ」と、改めてその性格を示し、「自民党はマニフェストという名前を使っているかもしれないが、実際は昔ながらの古い形の『公約』の域を脱していない」とも指摘。

 任期の間に大半を実行するという話でないならば、政権政策の名に値しないとしたうえ、「具体的な政策を期限、財源について説得力を持って語るマニフェストを期待したい。そうしないと政策論争にならない」と語った。

 会見の司会は榛葉賀津也静岡県連代表(参議院議員)が務め、福山哲郎政策調査会長代理(参議院議員)が同席した。
関連URL
  会見発表資料「小泉マニフェスト2005と自民党政権4年間の総点検(ダイジェスト版)」
 http://www.dpj.or.jp/news/?num=16692
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