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2009/07/31
貧困率低減へ私たちも全力で頑張る 菅代表代行が「反―貧困全国キャンペーン選挙目前集会!!私たちが望むこと」で




 菅直人代表代行は31日夜、都内で開かれた「反―貧困全国キャンペーン 選挙目前集会!!私たちが望むこと」(反貧困ネットワーク主催)に党を代表して出席、「貧困率の調査をわが党のマニフェストに盛り込んだ。生活保護の母子加算復活も入れた。皆さんの活動が政党にプレッシャーを与えている。私たちも貧困率の低減、貧困問題に全力を挙げて頑張る」と挨拶した。

 主催者を代表して、反貧困ネットワークの代表の宇都宮健児弁護士は、冒頭挨拶で「貧困化が日本では進んでいる。ホームレスの人は住民票がなく投票できない。こういう人に光を当てるような政治してもらいたい。今日はそのスタートの集会。今、貧困の拡大を続けるのか、止めるのかが問われている」と今回の総選挙を位置づけた。

 集会では、奨学生、母子家庭、障害者、後期高齢者、医療関係者、派遣労働者、外国人労働者、官製ワーキングプアなど、それぞれの分野での貧困の実態とそれへの闘いが報告され、貧困率の調査、貧困対策のパッケージでの展開が政策提言として政党、政治家に求められた。

 最後に、湯浅誠反貧困ネットワーク事務局長が、「政府は1965年以来、貧困率の測定を行っていません。つまり私たちが求めているのは、貧困問題に関する半世紀ぶりの政策転換です。貧困問題を解決する『意思』を欠く政府に、私たちは私には生活を任せることはできません。貧困と向き合う政治的な意思、それを可能にする選挙結果を、私たち『反貧困キャンペーン2009』に参加する全国各地の人々とともに、求めます」との集会宣言を提案、了承された。
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