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2000/10/12
資源循環・廃棄物管理法案〜パブリックコメント結果まとまる
民主党の「循環社会プロジェクトチーム」(小林守座長)は12日、資源循環・廃棄物管理法案に関する会議を国会内で開いた。

 この日は、まず消費者の視点で循環型社会の確立をめざし24年前から活動を展開している東京・生活者ネットワークの都甲公子さんを招き、話を聞いた。都甲さんは、「廃棄物の処理といった風下だけでなく、ものがつくられる風上からの循環の理念の構築が必要。生産のあり方を問い直す拡大生産者責任の確立を」と訴えた。さらに、具体的な措置の内容や規制的な制度を盛り込むなど、法の不備を早急に改めていくべきとして、民主党への期待を示した。

 それを受け、小林座長は、民主党が検討している資源循環・廃棄物管理法案にそれらの指摘を盛り込みたいと述べた。また、法案策定に向けて今年3月から募集したパブリックコメントの集計結果を説明。日本で広く言われている3R(リデュース、リユース、リサイクル)ではなく、リフューズ(やめる)を加えたヨーロッパ型のごみ減量の原則である4Rを採用すべきとの指摘などがあったことを報告。PTではこのパブリックコメントを2次案の作成に役立て、できあがったものを再度提示してパブリックコメントを集め、資源循環・廃棄物管理法案を完成させていく方針を確認した。
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