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2000/03/23
「公安委に若い人や女性の登用も」菅川参院議員の質問に官房長官が前向き
 民主党・新緑風会の菅川健二議員は、23日の参院総務委員会で質問に立ち、「国家公安委員の給与はあまりに高額すぎるという批判が多い」と指摘し、「常勤と言いながら週1回の勤務で、しかも5人の委員のうち4人が他に収入を得ているのに(公安委員としての給与を)全額受け取っている。国民が納得できるような額に改めるべきだ」と主張した。

 これに対し青木官房長官は、「委員会の機能や委員の職務内容を検討しなくてはいけない」と額の是正については明言を回避。しかし、「委員の任期は4〜5年、再任を妨げないとなっており、このテンポが速い時代に10年近く勤めることになる。隠居仕事のように就任しているのも議論の対象で、若い人や女性の登用も考えねばならない」と、委員の人選について前向きな考えを示した。
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