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2009/08/15
岡田幹事長、福井で演説 糸川・同2区、ささき・同1区、松宮同3区両総支部長と国民のための政治実現誓う


 岡田克也幹事長は15日、福井県を訪れ、県内各地で民主党の各総支部長らとともに街頭演説を行い、「私たちがこの4年間を掛けて作り上げたマニフェストは魂の結晶だ。自民党のように官僚の作った政策をホッチキスで留めただけのものとは違う」と話し、更なる民主党への支持を求めた。

 大野市の街頭演説では、糸川まさあき・同県2区総支部長(前衆議院議員)が多くの聴衆の皆さんが見守るなかでマイクを握った。糸川総支部長は4年前の総選挙で初当選して以来、国会で目の当たりにしてきた、国民を無視した自公政権の横暴ぶりを批判し、今こそ国民のための政治を取り戻さなければならないと主張した。

 糸川総支部長は、「年金問題など、国民の皆さんに対してその実情を隠したり、だましたりして制度をわかりにくくしている。国民の皆さんの安心・安全につながるよう、政治を変えていきたい」と表明。同時に「必要な公共事業などはスピード感が大事」として、「国民の生活が第一。」の視点に立って求められる政策は迅速に実現していくと力強く訴えた。 

 福井市内の会場では、ささき竜三・同県第1区総支部長(前衆院議員)とともに1000人の聴衆に向けて演説を行い、政権交代の必要性を訴えた。

 ささき総支部長は演説の中で、「本当の豊かさとは、能力を発揮できる(働く場)所があること。老後の不安が無いこと。そして子どもたちの将来が安心できること」と三点を上げ、4年前と比べて良くなったことは何もないとして小泉政権以来の自民党政治を厳しく批判。そのうえで、「民主党が政権を取れば、私たちは皆さんに約束したことを果たす責任を持つ立場になる。その覚悟は十分にできている」と話し、変える勇気を持ってほしいと求め、幕末この越前藩は変えるときは毅然として変えて前に進めてきたと表明。「一緒に変えよう」と力強く訴えた。

 敦賀市の敦賀駅前では松宮いさお・同第3区総支部長がマイクを持ち、自民党政治による停滞から抜け出すために民主党を応援してほしいと、700名の聴衆に向けて支持を求めた。

 松宮総支部長は、「今日で戦後64年。日本は平和憲法のもとで一貫して専守防衛でここまで発展してきたが、それを破ろうとしている」と自民党のマニフェストに対し強い懸念を示した。また、自民党の政策の失敗、政治の怠慢により国民の生活は停滞したままだと話し、「4年前に圧倒的多数の議席を与え、構造改革という弱者切捨て政策により、米国に次ぐ格差大国になった」とも指摘。こうした日本の現状を変えるのは国民の皆さんお一人お一人の行動しかないとして、民主党をもっと応援していただき、政権交代を成し遂げ、国民の生活のための政治を取り戻そうと訴えた。

 岡田幹事長は、「この4年間、何が変わったというと、総理大臣が4人も代わっただけだ。毎年トップが代わるような会社があったらそんな会社はとっくに倒産している」と分析し、国のリーダーとしての責任がまったくなく、人気や選挙目当てで総理を選ぶ自民党の体質を厳しく批判した。

 そして岡田幹事長はマニフェストを手に取り、「ひとつの国会に50本も60本も法律を出すなど、これはわれわれが4年間をかけて作り上げてきた結晶だ。自民党のように、官僚の作った政策をホッチキスで留めただけのようなものとは違う」と話し、私たちならしがらみの無い政治ができる。民主党を応援してほしいと一層の支援を求めた。
 

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