ニュース
ニュース
2009/08/15
しっかり勝利できるよう後押ししていく 福井で岡田幹事長


 岡田克也幹事長は15日、福井市内で記者団から福井県の情勢について聞かれ、「全部接戦だ」との見方を示し、しっかり勝利できるように今後は党として後押ししていきたいとした。

 続いて福井県の地域課題である北陸新幹線について、改めて見解を問われた岡田幹事長は、「公共事業、新幹線などの問題については、地元の意見を聞いて考えていく。(工事が)かなり進んでいるものに関しては、途中でやめるというわけにはいかないが、経緯などを考えて新しい政府が判断する」と答えた。

 さらに岡田幹事長は、新幹線だけに限ったことではなく、医療、介護なども充実させるには県民の税金が必要であるとの認識を示し、「最適の(税金の)配分をどう考えるかということは、県の中でしっかり議論をして決めてもらうのがいい」とも話し、最終的には県民の判断だと述べた。

 靖国神社への参拝と、新たな追悼施設については、「靖国参拝の件は鳩山代表が言われたとおりだ」と答えた。新たな追悼施設は、「戦争で犠牲になられた方、これからの様々な国際活動でなくなられた方など、国のため、国民のために働いて命を落とした人達のために造る施設だ」と説明した。

 細川政権成立時からこの8月までで16年を経過したことへの感想を問われた岡田幹事長は、もっと早く政権交代がなされるべきだったと述べた上で、「野党が成熟して、自民党に変わる選択肢として存在感を持つために必要な時間だったのかなと思う」と述べた。
記事を印刷する