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2009/08/18
小泉・竹中氏の政治的責任は大きい 菅代表代行が東京調布駅前で




 菅直人代表代行は18日午前、東京都調布市の京王線調布駅前で演説し、暴走資本主義ともいうべき国民に負担を強いる政治に拍車をかけた小泉元首相・竹中大臣の政治的責任は大きいと訴え、この路線からの転換を果たすことが今日の日本に求められていると訴えた。

 菅代表代行は、「(小泉・竹中路線を)間違った政策だった。一言で言えば、強いものが勝てばいいという弱肉強食の政策。郵政を民営化し、郵便貯金をもっと儲かる所に投資するというものだった」と説明したうえで、昨年のリーマンショックの際に完全に民営化され株の売却が済んでしまっていれば、その価値は半分以下となり、日本経済は大変なことになっていたと批判した。

 また、アメリカで共和党の政権から民主党のオバマ政権に代わったこと例にを挙げ、前政権の政策について100%間違っていたとして転換するには政権交代しかないと、重ねて路線転換の必要性を訴えた。

 そのうえで、民主党が政権をとれば、子育て、教育など、直接家計を支援するものへの予算配分する形に根本的に変えていくとした。さらに、一番重要な政策から予算を配分するの財源はで十分に確保できるとした。

 この演説会には、連合の高木剛会長も加わり、「自民党は高級官僚の天下り先に予算をばら撒いている。それに対して民主党は国民の皆さんに満足していただける政策に、子ども、介護・医療などに使う。国民の国民による国民のための政治を」と訴えた。
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