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2009/08/21
国民が求める政治を実現するために政権交代が必要 鹿児島で鳩山代表
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鳩山由紀夫代表は21日午後、鹿児島市内で演説し、国民の皆さんが求める政治を政治家に実現させるためにも、政権交代を果たすと、約800人の聴衆に訴えた。
生活保護の母子加算をなくしておきながら、その一方で、アニメの殿堂に117億円の税金を投入する、その了見がわからないとした鳩山代表は、「どう考えて も人の命を育てる方に税金を使うのが先ではないか」と指摘。そのうえで「そうした当たり前の政治ができなくなっているのが今の政権与党である」と断じた。
その実態について、「政官業の癒着の構造のなかで官僚は自分たちの保身のために仕事をするようになってしまった。官僚の天下りは当たり前の世の 中になってしまった」とも続けた鳩山代表は、その天下り先のために年間12兆円もの税金が注ぎ込まれている実情を改めて説明し、「どう考えてもそのすべてが有益だとは言えない」との見方を示した。
また、「だから私たち民主党はすべての命を救うために、ムダ遣いを徹底的になくして人の命を大事にする政治を行っていきたいと考えている。税金を国民の皆さんにとってより大事なところに使う、政権与党になってそんな政治をやらせていただきたい」と力説した。
鳩山代表は同時に、年金制度に関して、国家プロジェクトとして取り組み、年をとっても誰もが安心して暮らしていける年金制度を政治の力でつ くっていくと表明。同時に経済的な理由で子どもを生むことをあきらめるような社会であってはならないとして、民主党は子ども手当ての創設で、子育て世代を サポートし、社会全体で子育てを応援していく政治に変えていくと宣言した。
さらには、食を守り、環境の守り手である第一次産業を応援していきたいとして、戸別所得補償制度の実施によって第一次産業の担い手を国として支えていく政策への転換を訴えた。
「今の政治は必ずしも国民の皆さんの期待に応えていない」と重ねて訴えた鳩山代表は、国民が自ら求める政治を実現させるためにも二大政党制が必 要だと強調。「民主党が国民の皆さんの期待に応えられなかったときは、次のときは民主党にぶっ潰してくださってもいい」と訴え、国民が主役となって政策 を見比べ、政権を選択していく、そんな政治を実現していこうと訴えると、聴衆の期待が大きな声援となって演説会場を包んだ。
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