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2009/08/24
民主党が目指す真の国民のための政治の実現を宣言 沖縄で菅代行


 菅直人代表代行は24日午後、沖縄県那覇市内で開かれた街頭演説会で、「この4年間の自民党政治は弱肉強食、地方切り捨ての政治だった」と批判し、こうした政治と決別して、民主党が目指す真の国民のための政治の実現を目指し、民主党の政策への一層の理解を求めるべく、マイクを握った。

 演説会でははじめに、沖縄県連代表の喜納昌吉参議院議員が挨拶に立ち、後期高齢者医療制度、一年で解決すると豪語した消えた年金問題への取り組み、障がい者自立支援制度など、これまでの自公政治を列挙し、「中身は弱い者いじめの政策だ」と厳しく批判した。

 菅代表代行は自公政権について「沖縄の問題解決の壁になってきた」と指摘。沖縄県の皆さんの声を正しく政治に反映していないところに最大の問題があるとしたうえで、民主党は、沖縄県の声を十二分に聞いたうえで政策を練り、実行していくと表明。「沖縄県を日本再建のモデルとしていきたい」と述べ、「沖縄の元気を高めることにより日本の元気を高めていきたい」と述べ、中央からの景気浮揚ではなく、地域経済を高めることが日本全体の景気浮揚、経済対策になるとの考え方を示した。

 菅代表代行はまた、小泉郵政改革以来の4年間を上げて、「小泉さんは、郵政を民営化すれば、財政が、福祉が、雇用が、そして外交もしっかりとしたものになると言ったが、誰が考えても弱肉強食で地方切り捨ての政治だった」と厳しく批判した。

 さらに菅代表代行は、民主党による予算の編成について、「役所ごとの天下りのムダを含んだ、役人任せの自民党の予算編成ではなく、国民の皆さんとの約束に基づき、優先度の高いものから予算編成をしていく」として、国民の皆さんのためのムダを省いた予算編成を行っていくとの方針を示した。

 菅代表代行らは、街頭演説会の終了後に行きかう人たちと握手や記念撮影に気軽に応じながら、民主党への支持を訴えた。
 

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